<企画詳細>
時は2月16日(金)の晩。
バレンタインデーの余韻に浸る間もなく、逆転の賛美歌のチャットにて
突如この即興ネタバトルが行われました。
そこに居た参加型お笑いの世界に居座る青年達は酷く沸き上がった筈。
因みにこの企画の発案者はゆーたさん。第1回と共にゆーたさん。

詳細は簡単。
参加者が決められたテーマに沿って制限時間内に即興でネタを書き、
それをチャットにて発表するというもの。
今回のテーマは「トイレ」。因みに第1回は「パソコン」。

第1回大会については、コチラを御覧下さい。



■ 今回の参加者 (バレンタインや受験できっとウハウハの人達)
HN組名
アカネ雲アカネ二重奏
あるぴのふくろうさんとふくろうくん
九兵衛九兵衛
KKジハードKKジハード
JKJK
天体観測
スライドGARASスライドGARAS
静寂死水槽の一日
田んぼマン黒田総本山
鉄心ブランコゲーム
夏草バーソロミュー教団
はにわユニゾンズ
マグネッツマグネッツ
マッカー薬罐部
マッスグwhitewhite
mamedaトパーズ
山下 銃森の熊さん
ゆーたデュアル
ローテンションいちのへはちのへ
(アイウエオ順、敬称略)

ネタの発表順は、司会を担当した九兵衛さんレンコンさんの独断と気まぐれにより決定。
全員のネタを公開した後、最も面白いネタを作った人1人に自薦禁止で投票し、
その投票で最も多くの票を得た方が優勝となります。

果たして、第2回は如何いったネタが飛び出し、そして誰が優勝の栄冠を勝ち取ったのでしょうか!
それでは、計19組の皆さんの即興ネタの数々をお楽しみ下さい。



torota > (ドキドキ・・・)










T:どうも薬罐部です!

K:宜しくお願いします。

T:突然ですけどちょっと友達の話を聞いて欲しいんですよ。

K:突然ですね。何でしょうか。

T:僕の友達に「御手洗」っていう苗字の人がいるんですよ。「みたらい」って読むんですけど。

K:あら珍しいですね。

T:で、その人がいっつも小学校のときいじめられてたんですよ。

K:あー…かわいそうですね。まあ苗字が苗字ですからねぇ。

T:そのいじめ方がまた酷いんですよ。例えばその人がドアを開けたら挟んであった便座が頭にガン!

K:いや大掛かりだな随分!苗字と引っ掛けたつもりなのか?

T:そしたら御手洗さんが怒って言う訳ですよ。
  「何だよこれは!おかげでさっきトイレ行ったとき便座なくて困ったんだぞ!」って。

K:攻撃そのものには怒らないのかよ!

T:でもまだいじめは続くんですよ。それにたえきれなくなった御手洗さんがキレて
  「おい!この学校から座れるトイレが消えたじゃないか!」

K:どんだけ便座取ってんだよ!御手洗さんじゃなくても怒るわ!
  だいたいその便座使い捨てなのかよ。

T:ん、始めのうちは使い捨てだったね。いたずらに使い終わった便座はトイレに流してた。

K:流れるかそんなもん!というかわざわざ元の所在地まで来て流すことないだろ!

T:ただ、便座を外して使ってすぐ流すっていう大量消費社会に一石を投じた人がクラスにいてね。
  使用済み便座を再利用する方法を考え出したんですよ。

K:なんか真面目そうに聞こえるけど全然だよな。…それで?

T:その画期的な方法っていうのは、使い終わった便器を御手洗さんの上履きの中に入れるっていうもので

K:結局いじめ路線に走ってるじゃねえかよ!だいたいあれか画鋲だから成立するんだよ!便座なんか入れようとしたらはみ出すどころじゃないわ!

T:彼はこの方法を発案したことがきっかけで児童会長に当選したんですよ。

K:どんな学校に通ってたんだよお前は!?

T:発案の仕方も格好よかったですよ。学校の文集に掲載してて。

K:恥さらしもいいとこだろそんなの!

T:ただ、流石の彼も再利用の再利用までは考えつかなくて、結局全ての便座が流される運命を辿った訳ですよ。

K:流石とか言える神経が理解できないわ。まあでもいじめが収まって良かったよ。

T:でもまだいじめは続いたんですよ。今度はドアにタライを挟んで「うわーい、みタライがタライに引っ掛かったー」

K:くだらねえよ!というかバレバレだろそんなデカいもの挟んでたら!

T:そしたら御手洗さんも怒って「三タライなんだからそこは3ついっぺんに挟んでくれよ!」

K:もう御手洗さん何に怒ってんのか分かんねえわ!普通に受け入れてんじゃねえか!

T:まあこんな感じで御手洗さんはいじめられてた訳ですよ。

K:なんか本当にいじめなのか微妙に思えてきたけどさ。

T:で、なんでいじめられるのか考えたんですよ。そしたらやっぱりトイレに良くないイメージが付きまとってるからだと思うんですよね。

K:まあ確かにそれはそうだろうけどね。

T:だから、トイレにもっと良いイメージを定着させようと思うんですよ。

K:いや、それは難しいんじゃないか?

T:まあ聞いて下さいよ。僕が考えてるのは、ウォシュレットを霧状にするっていう方法。

K:………はい?

T:上手くいくと虹が見えます。

K:ほとんどの場合上手くいかねえだろうが!晴れてる屋外じゃなきゃまず無理だろ!

T:…あっ、そっか。じゃあトイレを屋外に設置しよう。

K:本来の用途を思い出せ!屋外トイレは相当マズいだろ!

T:…あぁ、冬場は寒いからなぁ。

K:いやそういうことじゃないって!

T:じゃあトイレの横にストーブ置いとこ。

K:そんなんじゃ冬の寒さ凌げねえよ!屋外だろって!

T:そっか、北風が寒いんだな。じゃあトイレの周りに防風林を植えよう。

K:大掛かりすぎるだろうが!

T:いや待てよ。ストーブの火が防風林に引火したら…!
  …あ、まあそれぐらいのことが起きないと寒さ凌げないよね。

K:引火したら暖をとるとかいうレベルじゃなくなるだろ!なに妥協してんだよ!

T:そ、そうか。じゃあ万が一引火したときの為に…。
  そうだ!ウォシュレットで鎮火すればいい!

K:ウォシュレットは霧なんだろ!?無謀だっての!

T:じゃあこの際しょうがない。ウォシュレットの勢いをめちゃめちゃ強くしよう。
  …しまった!水強くしたら木が折れちゃう!木がかわいそう!

K:今更なに言ってんだよ!水かけなかったら燃え尽きちゃうんだよ!

T:あー、じゃあもう消防隊に常にそばにいてもらおう!

K:相手にしてもらえねえよそんな茶番!

T:そこはお金にものを言わせて…。

K:そんな金が一体どこにあるよ!?

T:し、しまった!

K:…ねえ、どうすんのさ。

T:うーん…そうだ!有料トイレにしよう!

K:じゃあもうそのトイレ誰も使わねえよ!もういいよ。

両:ありがとうございました。













A:よろしくおねがいしますね、と。

B:いえいえ、こちらこそ。

A:別にあんたにゃ言ってないよ。

B:じゃ、ちょっと厠行ってくる。

A:厠て。漫才はまだ始まった所だぜ?

B:今口元が光った気がした。

A:そんな格好良い事は言ってねーぜ?

B:それでも厠が俺を呼んでいる。

A:呼んでない。こっちが勝手にお呼ばれするだけだよ。

B:呼ばれてるんじゃないか。

A:うるせーな。とりあえず、今から漫才するわけだからさ。トイレとか我慢して。

B:我慢するなんて無理だよ!厠は俺を待っている!俺も厠の温もりに飢えている!そんな2人の関係を我慢するなんて…無理だよ!

A:まぁ温かいタイプの便座は確かに恋しいけれども。

B:もう…2週間も会えない日々を我慢してるんだよ…?

A:どんだけトイレ我慢してるんだよ。

B:こぎれいなコテージで垂れ流したりもした…。

A:何漏らしてるんだよ!

B:路地裏を探し回ってやっと見つけた!

A:トイレぐらいどこにでもあるだろうが。

B:と思ったのにワールドカップの会場だった…。

A:「WC」って表すけどね、確かにね。

B:それもペタンクの…。

A:何てマイナーな。そりゃ路地裏で開催しても仕方ないやね。

B:たった今、ペタンク競技者を軽視する発言があった事を深くお詫び申し上げます。

A:そういう配慮してくれるのは嬉しいけどさぁ、何か変な妄想世界に入り込んでてうんこ漏らすような奴が言っても威厳がないんだよ。

B:成り行きでペタンクワールドカップに参加する事になった…。

A:成り行きの内容が凄く気になるけどね。

B:略して「タンクトップ」というそうだ。

A:どんな略しかたなんだよ。「ド」の「゛」まで略しちゃったよ。

B:準決勝は何とか辛勝した。

A:何、大健闘してるんだよ。素人が。

B:そして、決勝戦のゴングが鳴った。

A:ゴング鳴らす競技なの?あれって。

B:その時何かがふと頭をよぎった。「厠が俺を呼んでいる…」

A:ずっとトイレ探してたんだろ?早く気づきなさいよ。

B:俺はペタンクのボールを持って駆け出した。

A:いや、持って行くな!置いていけよ!

B:ちょっと失礼してうんこを置いていった。

A:汚すぎるわ!漏らすんじゃないよ!

B:それはもう綺麗な直径8cmの球体だった。

A:完璧にカモフラージュ意識した大きさだな。

B:ボールだけでは不安になったので、俺の影武者として便座カバーも置いてきた。

A:何便座カバー携帯してるんだよ!それにお前が欲している温かいタイプの便座は別にカバー要らないんだよ!

B:俺は必死に厠を探したよ!厠の声がする方へ…。

A:何が聞こえてるんだよ。

B:左から厠のうめき声が聞こえる…。

A:なんでトイレが苦しんでるんだよ。

B:しかし、右折しかできないルールが俺を縛り付けて放さない…。

A:いつ作ったそのルール!

B:仕方なく右折し、小汚いコテージで垂れ流す。

A:お前が汚くしたんじゃないか?そのコテージ。

B:でも、ずっと左から厠の声がする。

A:こいつ「耳だけはいいんだぜ?」っていっつも言ってたのに…。何でこんな事に…。

B:俺は右折しかできない、しかし左から声がする…俺は…左折をした…。

A:別に大した事じゃないだろ、左折ぐらい。

B:ルールを破った俺は、コテージからあふれ出てくるゾンビの団体に追われながらも走った…。

A:どんな世界だよ、マジで!

B:厠が俺を待っている。その一心で山を越え、海を泳ぎ、インドに辿り着いた。

A:どこまで行ってるんだよ!その道の途中に絶対トイレがあったはずだ!

B:俺は2週間振りに用を足した。

A:今の話の中で少なくとも3回は漏らしてたけどな。

B:水をつけた左手で肛門を拭く。

A:汚ねぇ!

B:汚くなんか無い!これがインドのやり方なんだ!インドの文化を侮辱するんじゃない!
  たった今、インドの文化を侮辱する発言があった事をお詫び申し上げる!誠に申し訳ございません!!!

A:し、謝罪が熱いな…。

B:ほら!お前も謝れ!!

A:あ、す、すいません!!

B:何に謝ってるんだ?俺に謝るんじゃねぇぞ!!インドの文化に謝るんだ!!!

A:は、はい!す、すいません!

B:まぁ…こんな相方だが…俺がインドから帰ってきた時に最初に声をかけてくれたのはこいつなんだ…。

A:…。

B:「漫才するぞっ!」って…。正直、嬉しかった…。

A:…。

B:俺が厠に目を奪われて彷徨っていたにもかかわらず、こいつはずっと俺の事を待っていてくれた…。

A:お、お前…。

B:俺は思った…「厠なんかより…こいつが俺のベストパートナーなんだな」って…。

A:(ぐすっ)…ありがとう…ごめん、俺きつく言い過ぎたかもしれない…トイレ、行って来いよ…。

B:いいのか?

A:あぁ。

B:ありがとう!やっぱりお前は…最高だ…。

A:お前もな!

B:……………

A:……………

(固い握手)

B:厠の温もりも良いが…お前の左手の温もりはもっと良い!

A:あぁ…お前の左手も………ひ、左手ー!!

B:インドの文化を侮辱するなー!!!!!

A:インドでも左手で握手しないんじゃボケー!!!!!

2人:どうもすみませんでしたぁ!













もっさりと実家に送られてきた郵便物の数々

その中にアレがあった

「トイレバトン」

ふっ・・とうとう俺にも回ってきたか・・

サッとトイレバトンに目をやる俺

何が書いてあるのかわからない・・

しかし、何が書いてあるのかわからないが

勢いの感じられる文章に俺は圧倒された

ト・・トイレバトン・・これほど・・とは・・

余りにも凄い勢いに私はお尻から倒れ気を失った

そして、目が覚めるとそこは築地だった

競り落とされるエビの数々

どれも俺がトイレで様を足す時のようにプリプリしていない

生ぬるい!これが本当のプリプリだ!

そう言って、俺が尻を出すと

尻に一枚の紙が挟まっていた

ト・・・トイレバトン・・・!

何故、こんなところに・・!?

俺は、すぐさまズボンを履きトイレバトンをもう一度読もうとした

すると、今度は文章に圧倒される事もなく一部だけではあるがちゃんと文字を読む事ができた

「1・アナタにエビ・サケ・クジラを超越するトイレットプリプリパワーがあるか試して御覧なさい」

で、どんなバトルをしたらいいんだろう?

「二人一度にトイレの奥に入って誰かに一気に水を流して貰い、プリプリパワーだけで這い上がって貰って先に出たほうが勝ちというモノというもの」

よーし、まずはエビとバトルだプリ

そこらの暇な人の合図で競技が開始される

エビが叫ぶ「ぷりぷりっ」

俺も頑張る「ぷりぷりっ」

・・・まずは、予想通り勝利

俺は股間にエビのアップリプリケを付けエビの分も戦うと誓った

次の相手はサケ

また、そこらの暇な人の合図で競技が開始される

サケが叫ぶ「ぷりぷりっ」

俺も頑張る「ぶぶぴぴぴっ」

流石サケ、産卵時に川を上る習性を持つだけある

しかし、俺は負けない

「うおおおおお!!!!ぶりっぶりっ!!」

なんとか勝った、しかし連戦で俺の肛門は既に汚れと痛みで限界に達していた

「ぴゅーぴゅー」

なんと、クジラが俺のお尻をウォシュレットの如く洗ってくれた

なんとフェアなクジラだろう

だが、負けないぞ

しかし、クジラサイズのトイレが無かったので

暇な人の判定で俺の不戦勝になった

や、やったー・・

そして、俺に価値の判定が下された瞬間

トイレバトンが茶色い輝きを放ち始めた

そして、読んでみるとそこにはこう書いてあった

「2・お兄ちゃんって呼んでもいい?」

ひ・・ヒロシ






























































A:そんな感じの撮影機を作ってみたよ

B:おお、これはいける!



















































これがプリプリ倶楽部、いわゆるプリクラ誕生であった














「ふくろうさんとふくろうくん コント/区役所などは25000円」

ぼけ:今日私の家に60GBのトイレが届いたのです

ぎが:空輸ですか

ぼけ:そうです

ぎが:うらやましい僕なんて20GBですよ

ぼけ:ハッハハ

ぎが:高笑いが妙に憎い

ぼけ:これは失礼

ぎが:しかし御宅には高画質のドアがないからいくら画質良くても無意味ですよね

ぼけ:いや実はユニットバスなんですよね家

ぎが:なんだじゃあオンラインストアが使えないんですね

ぼけ:お恥ずかしい限りです

ぎが:いやいや それでソフトは買いましたか

ぼけ:とりあえずみんなへ学校のトイレは買いました

ぎが:20GBのトイレだと環境が悪いでしょうに

ぼけ:そうなんですよ流れは悪いしゲーム中に原稿用紙に使うはずの紙は足りないし

ぎが:なんと難儀な

ぼけ:そういえば公共施設はもっぱらリモコンに乗り換えたって話ですよ

ぎが:あああの白いやつですね

ぼけ:あんなん用を足してるときに振れませんよね

ぎが:そうですよね

ぼけ:ちなみにソフトはトイレの伝説ペーパーライトプリンセスだそうで

ぎが:なぜか右利きなのよね

ぼけ:そういえば旧タイプのトイレどうされましたか

ぎが:ああ厠ですか

ぼけ:その通りです

ぎが:一応押入れにとっておいてあります

ぼけ:僕なんてもうきっぱりと捨てちゃいましたよ

ぎが:分別しましたかね

ぼけ:しっかりくっきりきっぱりしましたよ

ぎが:最近の若者はマナーがなってない

ぼけ:なってない

ぎが:最近の若者は根性がない

ぼけ:ない

ぎが:僕は未来はトイレ工場で働きたいよ

ぼけ:じゃあ東京都立トイレ高等学校へ行こうよ

ぎが:いやだ

ぼけ:仕方ない就職先はフリーペーパーで探そう

ぎが:どこでもどぅーだー

ぼけ:あっこんなところに求人情報誌が

ぎが:と・・と・・トイレ・・あった

ぼけ:トイレで冬眠募集中時給は要相談

ぎが:眠れそうにない

ぼけ:トイレ清掃員握れ自爆スイッチのバイト

ぎが:足滑らせ終わり

ぼけ:トイレ片隅に消臭剤とタクアン置く社員募集

ぎが:お新香美味しい

ぼけ:わかった

ぎが:仕事はまた今度













「ひゃあっ!!!!!!!」


倒れこむ僕。
僕は今、僕の生活環境と体を蝕む最大の敵に遭遇している。
僕はこの敵に勝たねばならない。勝たねばならないのだ。
勝たないと、僕の身が持たない。
僕は、今日こそ勝利を手にする・・・。


覚悟しろ・・・・・。




我が家のトイレよ!!!!



ふっ。
「何トイレ相手にムキになってんだこのアホは」とお思いだろう。
ほかの奴にはわからない。僕の気持ちなんか。
「尻冷え性」に犯されている僕の気持ちなんか!!

僕は、恐ろしく尻が敏感だ。
冷たいものが尻にあたるだけで悶絶だ。
小学生のころ、よく悪戯されたもんだ。
ズボンの中にかき氷をよく入れられた。
しかもシロップつき。
悶絶&ベタベタでもう尻in地獄だ。
しかもシロップはエンピツ味。
別に僕に支障があるわけではないが、そんな悲しい味のシロップを使っている人の顔が見てみたい。
ちなみに実行者は僕の母・・・あ、毎日拝見でした。ごめんなさい、心に支障が突き刺さりました。

そんな僕にとって、トイレの便器は強敵だ。
気温が普通ならいい。
でも今は「冬」だ。
我が家のトイレは古く、便器を常に暖かくするという最新機能なんかついてるわけがない。
そりゃもう強烈に冷える。突き刺さる。神経も一瞬でニートだ。
幾度となくじっくり体験したが、失った寿命は絶大だ。
トイレで大きい用を足すにはこの試練が必要なのだ。

もちろん対策も取った。
熱いお湯で便器を温めるという、画期的な行動を取った。


ヒビ入りました。


さすがに40年もたつ便器にとって、この行為は拷問だったようだ。
気づくのが遅かった。
便器の細胞分裂を起こしてごめんなさい。

しかし、こうなると地獄。
便器のヒビは、尻にとって最大の物理的刺激。
「ガリッ」っといくのだ。「ガリッ」と。
ひどいときには「ザクッ」っと轟く斬撃。
僕の尻には、まがまがしき戦闘の傷跡がのこっている。
母は、その傷を見て涙を流して僕に謝った。
「ぎゃはははははははははは!!!何この間抜けな尻!!!腹いて〜!!泣く〜!!ごめん、許して、勘弁して〜〜〜〜!!ひいっひいっひい・・・。」
僕は泣いた。悲しくて泣いた。人生的観点で。
心にも傷を負った。
こいつのファンデーションに親父のそった髭を入れてやった。


しかし、僕はやらねばならない。戦わねばならないのだ。
この便器から何度も逃げた。
隣の畑に10メートルの穴を掘って用を足したりもした。
その後は這い上がろうとしても、何度もずり落ちて転んだ。
この先はモザイク度100%なので発言は控えさせていただきます。

もう、僕は逃げたくない。
試練に立ち向かい続け、「普通に出す」という行動を取る権利を手に入れる。
これ以上苦しめられてたまるか。
俺の体の中にある闇を、すべて搾りつくしてやる・・・・・・・・・。
あ、便秘10日目です。


行こう。戦場へ―――。





(ひやーーーーーーーー。)
(ザクザクザク)



「ぐあああああああああああ!!!」


冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい冷たい。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。



負けない。僕は負けない。
勝つ。勝つ。勝つ―――。
出す。出す。出す―――。

「どっかーーーーーーーーん!!!」

「ずどどどどどどどどどどどどど!!!!」

と叫びながら、我慢に我慢を重ねる。戦う。戦う―――。
トイレ待ちしてた妹の「こわいーーーーーーー!!!」という泣き叫び声とシンクロする感覚を肌で感じながら―――。



そして、僕は立ち上がった。


勝った。勝ったのだ。
僕は、ついにこの地獄を乗り越えた。
いつもいつも、我慢できずに用足し中断してた僕。
しかし、長年の苦労を乗り越え、ついに勝ったのだ。
僕の尻には、冷たさによるしもやけの跡と、さらに深い傷跡が残った。
この傷は一生消えないだろう。僕の勝利の戦跡として―――。



完全克服に 一歩近づいた男―――。
この男が未来で引き起こす「バーレーントイレット伝説」への道は、確実に動き出している―――。




父「和式に直に座らないと用を足せない奴も珍しいよな。」















佐藤「どうもデュアルですけども」

渡辺「トイレでネタ書けってあんた…」

佐藤「いきなり嘆いてんじゃないよお前は。
   即興ネタバトルやろうなんてお前が言い出すのが悪い」

渡辺「はなくそだったらもっと面白いのやれるよ…」

佐藤「あれほぼ全員から総スカン食らったろ。
   諦めろよ。この前ゲロ漫才書いたばっかだろうが」

渡辺「皮肉なもんだな…前回ゲロで、
   今回はそれを受け止める器、便器のネタを書くとは…」

佐藤「何が皮肉なんだよ。はなくそでも同じようなもんだよ」

渡辺「まあ諦めるわトイレってことでね。
   今後はトイレが流行の最先端になって行くと思う」

佐藤「なるかぁ?」

渡辺「なるよ。トイレって日常欠かせない物じゃん」

佐藤「まぁそうだけどさ」

渡辺「いつかトイレがトレンディな時代が来る。
   言わばトイレンディ」

佐藤「うるせぇよ!くだらないこと言ってるんじゃないよ」

渡辺「トイレにオシャレが潜んでる。
   そんなことをおすぎが言ってたよ」

佐藤「そこはピーコが来いよ。何で映画のほうが来たんだ」

渡辺「まずトイレの蓋にご注目下さい。
   常に70度程度で固定するのがもっともトレンディ」

佐藤「蓋の意味が無いよ!閉めようよそこは」

渡辺「で、ちょっと中が見えるくらいが良いんだよ。
   チラリズムってやつだな。エロいな」

佐藤「水しか見えないのに何がエロいんだよ」

渡辺「『恥ずかしげも無く見せ付けやがって…
    誘ってんのかこいつ…へへへ』
   って気分になるよね」

佐藤「ならないよ!何その性癖」

渡辺「おのずとトイレに行く回数も増えるよね」

佐藤「何回でも行けよそのチラリズム見に。
   もう俺とめねえよ」

渡辺「でも俺も下半身さらして座るわけじゃん?
   それって恥ずかしいじゃん?だから引き分け!
   30−30でドロー」

佐藤「もう意味わかんないよ。勝利基準何なのそれ。
   何で得点もらったのさ」

渡辺「で、今度はトイレを流すレバーに注目。
   既存のトイレには大、小しかありませんでしたね」

佐藤「他必要ねえもん。そりゃあ無いよ」

渡辺「車のギヤチェンジみたいな形にして、
   僕は3つほど追加したいと思います。
   まずは『飛』」

佐藤「何が飛ぶの?!まさか糞尿が飛ぶの?!」

渡辺「いや、トイレが。大空の旅へご招待」

佐藤「ごと飛ぶの?!
   飛ばれたりしたら出るもんも出ねぇだろうが」

渡辺「で、次が『仙』」

佐藤「全く想像つかん」

渡辺「3回に1回トイレ仙人が出てきます」

佐藤「誰だそいつ!どういう原理で現れるんだよ」

渡辺「トイレ仙人は、いつもトイレで皆を見守る中年男性」

佐藤「ただの盗撮魔としか思えねぇよ!
   で、そいつ出てきて何してくれるの?」

渡辺「レバーを『飛』に傾ける」

佐藤「結局飛ぶのかよ!そいついらねえよ!
   何のために出て来るんだよ!」

渡辺「で、最後が『神』」

佐藤「3回に1回トイレの神様とかが出てくるんだろどうせ」

渡辺「ううん、神戸に飛ぶの」

佐藤「何でだよ!何で神戸に行くの?!」

渡辺「トイレの街、神戸に飛ぶ」

佐藤「そんな異名ねぇよ!今すぐ神戸の人に謝れよ!
   今すぐ神戸の方向いて土下座しろよ!」

渡辺「神戸にはトイレ発着場を作ります。国の税金で」

佐藤「無駄遣いすんじゃねえよ。
   国もそこまで馬鹿じゃねぇと思うけどさ」

渡辺「まあこんな感じかな。レバーに関しては」

佐藤「結局全部飛ぶんだったら1個でいいだろうが」

渡辺「まあ、トイレに関して色々言っても
   初心者はわかんないだろうから、
   トイレの雑誌みたいなのが出版されるんですよ」

佐藤「誰も買わねぇと思うけどな…」

渡辺「特集とか組まれるわけよ。
   今若者に大人気のトイレはここだ!みたいな」

佐藤「トイレなんて皆同じだろうが。
   それ成立したらこの国はどこまで腐っていくんだって話になるよ。
   一刻も早くこの国を出るよ俺」

渡辺「トイレに関するアンケートとかが組まれたりとかすんの。
   『連れションしたい芸能人ランキング』とか、
   『トイレが長そうな芸能人ランキング』とか、
   『トイレに流したい芸能人ランキング』とか!」

佐藤「すこぶるどうでもいいわ!
   で最後の何だよ!いいランキングなのそれは?!」

渡辺「1位はKAT-TUNの亀梨」

佐藤「いいランキングなの?!凄く不名誉だと思うけどなぁ…」

渡辺「まぁこんな感じでトイレブームが来る。多分ね」

佐藤「来ねぇよそんなん。馬鹿か」

渡辺「そんな怒るなよ…
   トイレだけに水に流してくれ」

佐藤「そんなベタなオチで閉める気かよ!
   そんなんじゃ皆納得しねえぞ?」

渡辺「うわー…これしか思いつかない俺恥ずかしいわ…。
   でもトイレも中身見られて恥ずかしいわけじゃん?
   だから引き分け!30−30でドロー」

佐藤「だから何なんだよそれ!いい加減にしろ」

渡辺「ありがとうございました」












さーどんどん行きましょう